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有限会社鶴田板金の更新担当の中西です。
~見えない場所こそ命綱~
家を長持ちさせる上で、最も重要なのが「雨をどう逃がすか」☔
それが、板金職人の世界でいう“雨仕舞い(あまじまい)”です。
雨仕舞いとは、雨水を建物内部に入れず、正しく排水させる仕組みのことです。
屋根板金工事の本質は「デザイン」ではなく「防水」にあります。
どんなに見た目が綺麗でも、
ほんの1ミリの隙間から雨が入り、内部で腐食やカビを起こしてしまうこともあります。
だから職人たちは、雨の動きを読む“感覚”を大切にしているのです✨
棟板金(屋根の頂部):雨が最も集まる場所。
ケラバ・軒先:風雨の影響が強く、金属の巻き込み処理が命。
谷樋(たにとい):屋根の谷間。最も雨量が集中する要注意ゾーン。
外壁との取り合い部分:雨漏りの発生率が最も高い箇所。
これらすべてに、正しい重なり・勾配・シーリングが必要です
雨仕舞いは、図面だけでは完成しません。
現場の勾配・風向き・雨の流れを“肌で感じ取る”必要があります。
ベテラン職人は、屋根に登った瞬間に“雨の通り道”を見抜きます。
「ここに一滴でも残れば、いずれ染みる」――
その経験値が、建物を何十年も守るのです️
✅ 雨の日でも静か(打音が響かない)
✅ 水の流れがスムーズ(樋に溜まらない)
✅ 風の日にビビリ音がしない
✅ 雨上がりでも屋根が早く乾く
これらは、職人が“見えない部分”にどれだけ手間をかけたかの証。
たとえば1枚の板金を曲げる角度、重ねる順番、ビスの位置――
そのすべてが雨仕舞いの芸術です✨
雨仕舞いとは、「水を制する技術」。
屋根板金業の真髄は、ただ葺くことではなく、“雨をデザインする”ことにあります
11月の雨音を聞きながら、
その静けさの裏にある職人の技を感じてみてください☔✨
有限会社鶴田板金の更新担当の中西です。
~秋の終わり、冬の前に🏠🍂~
朝晩の空気が冷え込み、屋根に霜がうっすら降り始める季節です❄️
この時期は、屋根の板金業にとって“点検と整備”のシーズン。
冬の雪や風に備えておくことで、住まいの寿命を大きく延ばせます🔧
板金屋根とは、金属素材(ガルバリウム鋼板・銅板・ステンレスなど)を使って葺かれた屋根のことです。
昔ながらの瓦屋根に比べて軽量で、地震にも強く、デザイン性も高いのが特徴✨
特に近年人気のガルバリウム鋼板は、
サビに強く・耐用年数が長く・見た目もスタイリッシュ。
ただし“金属”である以上、定期的なメンテナンスが欠かせません⚙️
秋から冬にかけては、「屋根に最も負担がかかる季節」でもあります。
☑️ 台風シーズン後の釘浮き・継ぎ目のゆるみ
☑️ 雨樋の詰まり・落ち葉による排水不良
☑️ 冬の凍結による金属の収縮・ヒビ割れ
これらを放置すると、雨漏りや腐食につながります💦
特に金属は温度差に敏感。朝と夜の気温差で、膨張と収縮を繰り返すうちに小さな隙間ができてしまうんです。
1️⃣ 屋根全体の目視チェック(サビ・歪み)
2️⃣ 棟板金の浮き・釘抜けの確認
3️⃣ 雨樋・軒天のゴミ詰まり除去
4️⃣ 防水シーリングの劣化点検
5️⃣ 雨漏り跡・屋根裏の水染み確認
特に棟板金(むねばんきん)は、屋根の頂点を守る重要部分。
ここが緩むと、風の影響で板金が飛んでしまうこともあります⚠️
✅ 小さな不具合を早期発見
✅ 修理コストを最小限に抑える
✅ 屋根寿命の延命(20年→30年も)
✅ 冬の積雪・強風にも安心💨
「まだ大丈夫」が一番危険。
11月の点検は、“冬を安心して迎える準備”なのです❄️🏠
屋根は家を守る“最前線”。
だからこそ、11月は“守りを固める月”として最適です。
職人の目で見ると、わずかなサビや隙間が“数年後のトラブルの芽”になります。
今年の秋は、屋根の健康診断を忘れずに🌤️🔧✨